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1級電気通信工事施工管理技士とは?勉強方法とおすすめ講座も

2025年2月14日 技術士 T.W

情報設備やネットワーク設備の施工管理に関わる、1級電気通信工事施工管理技士。

就職・転職に有利に働くため、積極的に受験すべき資格です。しかし、1級ともなれば試験合格までの道のりは遠く、ポイントを抑えた試験対策が必須です。特に、お仕事をしながらだとその傾向は強まります。

本記事では、1級電気通信施工管理技士の1次試験・2次試験の勉強法や試験の基本情報を解説します。講座受講をするメリットやおすすめ講座も併せて把握し、試験合格につなげましょう。

1級電気通信工事施工管理技士を取得するメリット

1級電気通信工事施工管理技士を取得すると、社内評価や転職で有利に働きます。以下より、その詳細を解説します。資格取得のメリットを把握し、その後のキャリアにつなげましょう。

社内で任される現場が増える


公共工事を受注する際には、工事請負会社は必ず経営事項審査を受ける必要があります。経営事項審査とは、工事請負会社が受注先として適切かどうかを、行政機関によって審査する仕組みです。1級電気通信工事施工管理技士の有資格者はこの経営事項審査の加点要素となるため、会社全体の技術力の証明につなげられます。

1級電気通信工事施工管理技士を取得すれば、特定建設許可を受けた営業所の専任技術者・特定建設許可を受けた現場の主任技術者として勤務できるようになります。特定建設業許可とは、発注者から直接請け負った工事のうち、4,000万円以上の下請け契約を締結する場合に必要な許可です。

資格取得により、大規模な電気通信工事の施工管理を担当可能になります。その結果、属人性の高い業務にアサインされる可能性が高くなり、社内評価の向上が期待できるのです。

転職で評価されやすくなる


総務省によると、通信インフラの維持・管理を担う技術者(電気通信工事従事者)は、2015 年(9.7 万人)から 2030 年(6.4 万人)にかけて約3割減少すると推計されるということでした。

データからも分かる通り、電気通信工事業界は人手不足が課題です。業界全体で人手不足が課題になるなかで、スキルと知識をアピールできれば、転職・就職がしやすくなります。

具体的には、1級電気通信工事施工管理技士の有資格者は年収500万円以上での転職が期待できます。

令和5年度の給与所得者の平均給与が460万円であることをふまえると、平均的な給与条件よりも高い転職がしやすいといえます。

1級電気通信工事施工管理技士試験の基本情報

試験合格を目指すうえで、真っ先に行うべき作業は試験の実施要領の把握です。

以下に、試験日程や合格率のデータをまとめました。試験がどう実施されるのかを知り、試験対策の指針にしましょう。

試験日程


1級電気通信施工管理技士の試験日程は以下の通りです。

● 試験申込書販売 4月9日
● 試験申込 5月7日〜5月21日
● 第1次試験 9月7日
● 第1次試験 合格発表 10月9日
● 第2次試験 12月7日
● 第2次試験 合格発表 翌年3月4日

試験の申し込みから合格発表まで、約1年間の期間を要します。時間の負担を減らすためにも、講座の受講を活用し、一発での試験合格を狙うべきです。

合格率


1級電気通信工事施工管理技士試験の合格率は、以下の通りです。

● 令和1年一次:43.1%  二次:49.5%
● 令和2年一次:49.1%  二次:49.3%
● 令和3年一次:58.6%  二次:30.1%
● 令和4年一次:54.5%  二次:37.4%
● 令和5年一次:51.2%  二次:37.3%
● 令和6年一次:40.5%  二次: -
※令和6年度2次試験の合格発表は令和7年3月5日を予定

1次試験(1次検定)は50%前後、2次試験は40%前後で推移しているとわかります。

出題内容と合格基準


一級電気通信工事施工管理技術検定の第一次検定問題は以下の表のとおりに構成されています。



いずれも四肢択一のマークシート形式の問題で、必須問題と選択問題があります。第1次試験の合格には、60%以上の得点し、かつ施工管理法(応用)での40%以上の得点が必要です。

第2次試験はの問題は以下の表で構成されています。



経験記述問題を含めた記述問題と五肢択一式の設問で構成されています。第2次試験の合格には、60%の得点が必要です。

受験資格


1級電気通信工事施工管理技術検定の1次試験の受験資格は、以下のとおりです。

● 令和7年度中における年齢が19歳以上の方(平成19年4月1日に生まれた者も含む)


2次試験は、令和10年度試験までは、新受験資格と旧受験資格の両方で受験できます。そのうち、新受験資格は以下のとおりです。

1.  2級電気通信工事施工管理技士 第2次検定(旧実地試験含む)合格後に実務経験5年以上
2.  2級電気通信工事施工管理技士 第2次検定(旧実地試験含む)合格後に実務経験3年以上、かつそのうち1年に特定実務経験を含む

令和10年度まで利用できる旧受験資格は、受験資格が細分化されています。新受験資格では、2次試験の受験をするのに、2級電気通信工事施工管理技士の合格後が必須です。一方、旧受験資格では、大学や短大、高等学校を卒業後に一定期間の実務経験があれば受験可能です。

新受験資格を満たしていないなか、受験を検討している方は旧受験資格の確認を必ず行いましょう。

1次試験合格のコツは頻出問題や簡単な問題の攻略

1次試験合格を目指すうえでは、解きやすい、暗記で対応できる問題で得点するべきです。対策時にはテキストや過去問を1から10まで理解しようとしがちですが、1次試験の合格基準点は60%(60問中36点)のみです。そのため、メリハリをつけた学習がポイントとなります。

真っ先に学習すべき、暗記で対応できる問題の具体例は以下の通りです。

● 施工管理法
● 関係法規
● 関連分野

施工管理法と関係法規と関連分野の3教科は、それぞれ全13点と10点と7点で、多く配点されています。これらは暗記もので内容がわかりやすいため、得点が容易です。これらのうち計30問中24問正答できれば、残りは30問中12問正答すれば合格点に到達する計算です。

先に得点しやすい科目を作れば、電気通信設備や電気通信工学分野の難しい内容にじっくり取り組めます。勉強する順番を工夫し、1次試験を突破しましょう。

1級電気通信工事施工管理技士の2次試験の勉強方法は?

1級電気通信工事施工管理技士の2次試験に合格するにはどのような勉強法を積み重ねるべきでしょうか?

2次試験の受験者は1次試験に合格している方ばかりです。その中でも、2次試験の合格率は40%前後で推移しています。そのことをふまえると、一定の難しさがある試験といえます。

以下では、その勉強法をまとめました。

施工経験記述問題の書き方を身につける

施工経験記述問題は2次試験で重点的に対策すべき項目です。工程管理や安全管理、品質管理、施工管理に関する知識や経験があってこそ、実務で正しく施工管理が行えます。そうした背景から、記述式の設問が試験に採用されています。

施工経験記述問題の解答は、以下の手順で進めるとよいでしょう。

1. 記述する題材を考える
2. 工事のデータを整理する
3. 工事の際に留意すべき施工管理項目を考える
4. 処置の方法を整理する
5. 洗い出した現場課題と処置の方法を箇条書きにして一覧できるようにする
6. 肉付けして文章にする

当日は、工程管理・安全管理・品質管理などのテーマのうち1つが出題されます。複数パターンでの出題を想定し、試験対策を行うことが必須です。

加えて、文章作成の際は以下の点に留意すべきです。的確な文章作成を行い、施工管理の知識と経験をアピールしましょう。

● 自分の経験に基づいて書く
● 専門用語や数値を用いて説明する
● 指定された解答枠の範囲内に収める
● 誤字や脱字をなくす
● 字を読みやすくする
● 施工材料・建設機械・機材・数量や寸法は明確に示す

工事経験の少なさや、文章作成に関する苦手意識を感じる際は、独学サポート事務局の【第二次検定】作文作成代行を活用すべきです。

10年以上携わったプロの講師が徹底指導し、現場経験の少なさや文章作成の苦手意識をフォローします。

工程表問題の解き方を定着させる

2次試験では、工程表の問題が出題されます。工程管理に関する知識を問う設問で、施工管理を担うことを考えるとおさえておきたい知識です。

具体的には、以下のような形で問われます。



出典:二次試験(一般財団法人全国建設研修センター)

上記のような工程表の問題は、解法の定着が重要です。具体的には、作業の開始日の設定を行ったり、遅れると全体にも影響する工程を洗い出すなどの作業を行い、解答します。

各工程表の読み解き方を把握し、繰り返し学習をしていきましょう。

各用語を理解する

2次試験では、経験記述問題の他にも記述式の設問が設定されています。施工管理に関する知識をここでも問われるため、内容の理解を意識した学習を進めるべきです。

具体的には、以下のような形で問われます。



出典:二次試験(一般財団法人全国建設研修センター)

設問では、各用語の定義や特徴、どのようにして動作するかが問われています。そのため、1次試験や2次試験の段階で専門用語の内容を理解することが必須です。

内容を理解をするためにおすすめなのは、各用語の意味をまとめたメモの作成です。寝る前や電車に乗っている時間を活用し、用語の理解に努めましょう。

頻出の条文を暗記する


2次試験では、設問の一部に法規の問題が説明されます。法規に関する知識は、適法に施工管理を進めるためにも必ず身につけるべきです。

以下で、問題の一例をご紹介します。



出典:二次試験(一般財団法人全国建設研修センター)

法規の設問は、上記のように条文の一部を穴埋め形式で問う傾向です。各法規の条文の内容を正しく、記憶して対応をする必要があります。

正確に記憶するためには、スキマ時間での確認がおすすめです。ノートやメモアプリ、スマートフォンのカメラを活用して、過去問で出題された条文をいつでも確認できるようにしましょう。

試験対策に独学サポート事務局がおすすめできる3つの理由

1級電気通信工事施工管理技士の勉強を独学で進めて、不合格になるケースは少なくありません。

不合格になると、来年度の試験を受けるまでの時間を無駄にしてしまいます。時間のロスを防ぐためには、独学サポート事務局の講座受講による効率的な対策がおすすめです。

以下より、独学サポート事務局の1級電気通信工事施工管理技士対策講座を受講すべき理由3つを説明します。

万全の経験記述対策ができる

独学での試験対策の結果、不合格に終わる受験者は少なくありません。現場経験の少なさや文章作成の苦手意識を克服するには、プロによる添削や作文作成代行を活用すべきです。

第二次検定独学サポートコースを利用すれば、経験記述試験の作成対策を受けられます。添削により、記述試験の解答精度を改善可能です。添削サービスは5回分実施できるため、十分な演習量で実践経験を積めます。

加えて、オプションサービスの作文作成代行を利用すれば、経験記述対策をプロにお任せできます。最新の試験の出題形式に対応したオリジナル記述回答を作成してもらえるため、その年度に合った的確な解答が可能です。

充実した過去問で演習できる

1級電気通信工事施工管理技士に合格するためには徹底した過去問演習と良質なテキストでの学習が必須です。

独学サポート事務局の第一次検定と第二次検定講座の強みは、10年分の過去問や模擬試験をもとにした豊富な演習量です。模擬試験は、本番を実践した試験として活用できます。試験直前の弱点の明確化、補強に有効活用してください。

オプションサービスの厳選教材セットを申し込めば、本試験に必要な試験範囲を網羅した基本テキストで学習できます。専門用語が多い1級電気通信工事施工管理技士試験の内容理解が容易です。

厳選教材セットには、項目別にまとめられた過去問集も付属します。施工管理法や電気通信工学についてなど、各項目ごとに勉強が進められます。苦手分野を克服しやすくなるため、効率的に過去問を演習したい方は必ず購入しましょう。

メールサポートで疑問を即解消できる

試験対策時にもっとも恐れるべきは、分からない箇所に固執して、試験対策の時間が不足することです。専門用語が多い1級電気通信施工管理技士試験では、学習が行き詰まって時間を浪費してしまいがちです。

しかし、メールサポートを活用すれば、勉強をしていて疑問に感じた点を確実・迅速に解消できます。24時間受付可能なため、夕方以降での学習でも翌日以降に講師からの回答を得られます。

疑問点の放置は試験対策スケジュールに影響を及ぼしかねません。独学サポート事務局のメールサポートで疑問をスッキリ解消しましょう。

独学サポート事務局で1級電気通信工事施工管理技士試験に合格しよう

独学での学習で苦労しがちな1級電気通信施工管理技士試験は、講座を受講し効率的な解説をすべきです。

各講座の料金は以下の通りです。

● 1級電気通信工事施工管理技士 【第一次検定】 独学サポート ¥9,800
● 1級電気通信工事施工管理技士 【第一次・二次検定】 独学サポート¥12,800
● 1級電気通信工事施工管理技士 【第二次検定】 独学サポート ¥9,800
● 作文作成代行サービス ¥8,800
● 厳選教材セット(一次試験用) ¥9,200
● 厳選教材セット(二次試験用) ¥4,900
● 厳選教材セット(一次試験用・二次試験用)¥13,800 

1級電気通信施工管理技士試験に合格し、確かな専門知識と確固たるキャリアを確立しましょう。