1級土木施工管理技士 2次試験の完全対策ガイド


1級土木施工管理技士を目指す皆さん、2次試験対策に頭を悩ませていませんか?
1次試験に合格しても、2次試験の高い壁に阻まれ、なかなか最後の難関を突破できない人も多いのではないでしょうか。
特に、2次試験における最大の課題は施工経験記述問題です。
現場での実務経験を的確に表現し、試験官を納得させる論理的な文章を書くのは至難の業。
しかし、この施工経験記述こそが合否を分ける分水嶺となっているのです。
そこで今回は、1級土木施工管理技士 2次試験の完全攻略法をお届けします!
試験の概要から対策のポイント、施工経験記述問題の具体的な書き方まで、合格するために必要な情報を余すところなくご紹介。
さらに、独学での受験をサポートする「独学サポート事務局」の強力なバックアップ体制もご説明します。
現場のプロとして活躍するために不可欠な1級土木施工管理技士の資格。
その取得に向けて、ぜひ本記事を参考に万全の準備を進めてください。
きっと、あなたの合格への一歩を力強く後押ししてくれるはずです!
1級土木施工管理技士 第二次検定の概要

1級土木施工管理技士の資格を取得するには、第一次検定に合格した後、最後の関門である第二次検定に挑まなければなりません。
ここでは、その1級土木施工管理技士 第二次検定の概要について詳しく見ていきましょう。
試験の形式や特徴、合格基準、試験時間の配分、出題分野と出題数など、受験対策を進める上で欠かせない情報をまとめました。
試験の形式と特徴
1級土木施工管理技士 第二次検定の試験形式は、全問記述式となっています。
マークシート方式の一次検定とは異なり、与えられた設問に対して文章や数値で解答することが求められます。
単に知識を問うだけでなく、現場での実務能力を文章力でアピールする必要があるのが特徴です。
特に重要なのが、施工経験記述問題です。 受験者が経験した工事に関する詳細な記述が求められ、記述内容の良し悪しが合否を大きく左右します。
また、施工計画や工程管理、品質管理、安全管理など、現場管理の実践的なスキルを問う問題も出題されるため、現場経験を踏まえた深い理解が不可欠です。
合格基準と評価方法
1級土木施工管理技士 第二次検定の合格基準は、総得点の60%以上とされています。(令和6年度以降の改定後)
ただし、論文試験の配点割合が高く、特に施工経験記述の出来が合否に大きく影響します。
各問題の配点は以下の通りです。
- 施工経験記述:40%
- 必須問題(施工管理、法規):40%
- 選択問題(土木、コンクリート、施工管理):20%
施工経験記述は、記述内容の妥当性や論理性、表現力などを総合的に評価されます。
単に経験を羅列するだけでなく、課題解決のプロセスを明確に示し、専門用語を適切に使いこなすことが重要です。
試験時間と配分
1級土木施工管理技士 第二次検定の試験時間は、3時間と定められています。(令和6年度以降)
その中で、以下のような時間配分が望ましいとされています。
- 施工経験記述:90分
- 必須問題:60分
- 選択問題:30分
特に施工経験記述は配点が高く、しっかりと時間をかけて取り組む必要があります。
ただし、他の問題も決して軽視できません。
時間配分を適切に管理し、全ての問題にバランス良く取り組むことが求められます。
出題分野と出題数
1級土木施工管理技士 第二次検定の出題分野と出題数は以下の通りです。(令和6年度以降)
【必須問題:3問】
- 施工経験記述:1問
- 施工管理:1問
- 法規:1問
【選択問題:8問(4分野×2問)】
- 土木:2問
- コンクリート:2問
- 施工管理:2問
- 施工管理:2問
このうち、選択問題は8問中4問を選んで解答します。
得意分野を重点的に学習し、苦手分野の克服にも努めることが合格へのカギとなります。
以上が、1級土木施工管理技士 第二次検定の概要です。
試験形式や評価方法、時間配分、出題傾向を十分に理解し、万全の対策で臨みましょう。
現場のプロとして認められる1級土木施工管理技士の称号を手にするため、全力で取り組んでいきましょう!
(※参考:一般財団法人全国建設研修センター)
第二次検定対策の重要ポイント

1級土木施工管理技士 第二次検定に合格するには、戦略的な対策が不可欠です。
ここでは、合格を勝ち取るための重要ポイントを3つ解説します。
施工経験記述問題への対応、事前準備と暗記テクニック、効果的な学習計画の立て方です。
これらを押さえることで、第二次検定突破への道筋が見えてくるはずです。
施工経験記述の重要性
第二次検定の中でも特に重要なのが、施工経験記述問題です。
全体の配点の40%を占め、合否を大きく左右する分野だからです。
施工経験記述では、受験者自身が経験した工事の内容や課題、その解決方法などを詳細に記述します。
単なる事実の羅列ではなく、課題解決のプロセスを論理的に説明し、その成果を定量的に示すことが求められます。
また、専門用語を正しく使いこなし、現場監督者としての役割と責任を明確に伝えることも重要です。
施工品質の確保や工程管理、安全対策などに対する自分の考え方を、具体的な実施事例を交えて説明できるようにしておきましょう。
事前準備と暗記のテクニック
施工経験記述を始めとする記述式問題に備えるには、事前の準備と暗記が欠かせません。
まずは、自分が携わった工事の中から、適切な事例を選び出すことから始めます。
工事の規模や種類、自分の役割、直面した課題とその対応策など、論文に盛り込むべきポイントを整理しておきます。
次に、選んだ事例を論理的な文章で表現する練習を重ねます。
その際、専門用語の正しい使い方や、数値データを交えた客観的な説明を心がけましょう。
優れた施工経験記述は、十分な練習と推敲を重ねることで完成します。
また、法規や施工管理の知識を確実に身につけることも重要です。
短期間で効率良く学習するには、暗記テクニックを活用するのが有効です。
重要事項をピックアップしてまとめる、図表や色分けで視覚的に整理する、音読や書き取りで定着度を高めるなど、自分に合った方法を見つけましょう。
効果的な学習計画の立て方
第二次検定の突破には、計画的な学習が不可欠です。
まずは、試験日までの期間を逆算し、学習スケジュールを立てることから始めましょう。
苦手分野を重点的に学習する、模擬試験で実力を測る、弱点を洗い出して復習するなど、明確な目標を設定することが大切です。
また、毎日コツコツと学習を積み重ねることで、知識を着実に定着させていきます。
施工経験記述の練習は、早めに取り組み始めるのがポイントです。
締め切り直前になってバタバタと書くのではなく、十分な時間的余裕を持って取り組みましょう。
書いては推敲を繰り返し、他者の意見を聞きながら、質の高い論文を完成させましょう。
計画的な学習と継続的な努力が、1級土木施工管理技士 第二次検定合格への近道です。
目標を見失わず、コツコツと積み重ねることを忘れずに、頑張っていきましょう!
施工経験記述問題の対策

1級土木施工管理技士 第二次検定の中でも最も重要な施工経験記述問題。
この問題への対策が、合格へのカギを握っています。
ここでは、工事概要の作成方法、経験記述文章のまとめ方、記述時の注意点の3つの観点から、施工経験記述問題への効果的なアプローチを解説します。
工事概要の作成方法
施工経験記述問題では、まず自分が関わった工事の概要を明確に示す必要があります。
ここでは、工事名の適切な記載、工事内容の詳細記述、自分の立場と役割の明確化が重要なポイントとなります。
工事名の適切な記載
工事名は、具体的かつ簡潔に記載します。
「○○工事」などの抽象的な表現ではなく、工事の対象物や場所、目的などを盛り込んだ名称を付けましょう。
例えば、「△△市□□地区道路改良工事」のように、一目で工事の内容が分かるような工事名が望ましいです。
工事内容の詳細記述
工事内容は、できる限り具体的かつ詳細に記述します。
工事の規模や工期、主な工種、施工数量など、客観的なデータを交えながら、工事の全体像を明確に示すことが大切です。
また、現場の特殊な条件や制約があれば、それにも触れておくと良いでしょう。
立場と役割の明確化
自分の立場と役割は、現場での責任の所在を明らかにするために欠かせません。
監理技術者なのか、主任技術者なのか、下請け業者の立場なのかなど、自分がどのような権限と責任を持って工事に臨んだのかを明確に示します。
また、工事の各段階でどのような役割を果たしたのかについても、具体的に説明しましょう。
経験記述文章のまとめ方
工事概要が明確になったら、いよいよ自分の経験を文章にまとめていきます。
ここでは、現場状況と技術的課題の示し方、検討項目と検討内容の記述、対応処置と評価の書き方の3点に留意しましょう。
現場状況と技術的課題の示し方
現場の状況は、できる限り具体的かつ詳細に描写します。
気象条件や地形、地質など、工事に影響を与えた現場の特性を、データを交えながら客観的に説明しましょう。
また、その中で生じた技術的な課題については、専門用語を用いて的確に示すことが重要です。
検討項目と検討内容の記述
技術的課題への対応策を検討する際は、複数の選択肢を示し、それぞれのメリットとデメリットを比較検討したことを伝えます。
専門的な知識や技術基準に基づいた判断であることを、根拠を示しながら説明しましょう。
また、最終的にどの案を選択したのか、その理由は何かについても、論理的に記述することが求められます。
対応処置と評価の書き方
対応処置については、実際に現場で実施した内容を具体的に記述します。
工程や品質、安全面での効果を、できる限り定量的なデータを用いて示すことが重要です。
また、対応処置の評価では、課題解決の度合いや現場への貢献度を自己評価し、今後の改善点にも触れておくと良いでしょう。
施工経験記述の注意点
最後に、施工経験記述の際の注意点をまとめておきます。
- 指定された字数を守ること。文字数のオーバーは減点対象となります。
- 簡潔明瞭な文章を心がけること。箇条書きも効果的に活用しましょう。
- 専門用語は正しく使うこと。誤った使い方は逆効果です。
- 数値データを有効に活用すること。定量的な説明は説得力を高めます。
- 法令や技術基準に沿った記述を心がけること。適切な根拠の提示が求められます。
以上の点に注意しながら、自分の経験を誠実に振り返り、論理的な文章で表現することが、施工経験記述問題突破のためのポイントです。
しっかりと準備を重ね、堂々と自分の実力を発揮できるよう、万全の対策を進めていきましょう!
必須問題と選択問題の対策

1級土木施工管理技士 第二次検定では、施工経験記述以外にも必須問題と選択問題が出題されます。
これらの問題も、合格するためには確実に得点しておかなければなりません。
ここでは、必須問題(問題2~3)の解法テクニック、選択問題(問題4~11)の攻略法、過去問分析と傾向対策の3つの観点から、効果的な対策方法を解説します。
必須問題(問題2~3)の解法テクニック
必須問題は、施工管理とコンクリートに関する記述式問題が出題されます。
これらの問題に確実に得点するには、基本的な知識を確実に身につけることが重要です。
施工管理の問題では、工程管理や品質管理、安全管理などの基本概念を問われることが多いです。
PDCAサイクルや工程表の作成手順、品質管理手法などを、具体例を交えながら説明できるようにしておきましょう。
コンクリートの問題では、配合設計や打設手順、養生方法など、コンクリート工事の一連の流れを理解しておく必要があります。
示方配合と現場配合の違い、スランプ試験の方法、型枠の取り外し時期など、重要なポイントを押さえておきましょう。
また、両問題とも関連する法令や技術基準の知識が問われることがあります。
建設業法や労働安全衛生法、土木工事共通仕様書などは、特に重要です。
条文の趣旨を理解し、現場での適用事例を交えて説明できるようにしておくと良いでしょう。
選択問題(問題4~11)の攻略法
選択問題は、品質管理、安全管理、法規、土木工事、コンクリート工事、工程管理など、多岐にわたる分野から出題されます。
8問中4問を選択して解答しますが、得意分野を伸ばしつつ、苦手分野の克服が攻略のポイントになります。
まずは、過去問を分析し、頻出のテーマや問題形式を把握することから始めましょう。
その上で、自分の得意・不得意を分析し、重点的に学習する分野を絞り込むことが重要です。
得意分野については、より深い知識や最新の技術動向を学ぶことで、さらなる得点アップを目指します。
一方、苦手分野については、基本的な知識を固めることを優先し、問題演習を重ねて解法のパターンを身につけることが大切です。
また、選択問題は複数の分野に跨る問題も出題されるため、分野間の関連性を意識しながら学習を進めることが重要です。
施工計画と工程管理の関係、品質管理と安全管理の関係など、分野横断的な理解を深めることで、より効果的な問題解決が可能になります。
過去問分析と傾向対策
必須問題と選択問題への対策を進める上で、過去問の分析は欠かせません。
出題傾向を把握し、頻出のテーマや重要ポイントを押さえることで、効率的な学習が可能になります。
過去問を解く際は、単に答え合わせをするだけでなく、解説を熟読し、解法のプロセスを理解することが大切です。
また、自分の解答と模範解答を比較し、差異が生じた原因を分析することも重要です。
知識不足なのか、考え方の違いなのかを見極め、弱点を克服するための学習に活かしていきましょう。
また、最新の出題傾向を把握するためには、直近の過去問を重点的に分析することが有効です。
法改正による影響や技術動向の変化など、時代とともに変化する重要ポイントを見逃さないよう注意しましょう。
過去問演習を重ねることで、問題文の読み方や解答の作成手順など、試験特有のテクニックも身につけることができます。
時間配分の感覚を養い、本番での的確な問題選択や解答の組み立てに活かしていきましょう。
以上、必須問題と選択問題への対策ポイントを解説しました。
基本的な知識の習得と過去問演習を通した応用力の養成の両輪で、万全の準備を進めていきましょう。
本番での実力発揮を目指して、地道な努力を積み重ねていきましょう!
独学サポート事務局のご紹介

1級土木施工管理技士 第二次検定の独学での合格を目指す皆さん、心強い味方があります。
それが、豊富な実績と独自のサービスで受験生を支援する「独学サポート事務局」です。
ここでは、事務局の特徴や提供サービス、講師陣の紹介、合格者の声など、独学サポート事務局の魅力を余すところなくお伝えします。
事務局の実績と特徴
独学サポート事務局は、施工管理技士の独学受験者に特化したサポートサービスを提供しています。
10年以上の運営実績と6,000人を超える合格者を輩出してきた信頼と安心の事務局です。
事務局の最大の特徴は、現役の1級施工管理技士である講師陣が、受験生一人ひとりに寄り添ったサポートを行うことです。
通信講座のメリットを活かしつつ、独学ならではの悩みや不安に真摯に向き合うことで、合格へのモチベーションを高め、着実な学習効果を引き出します。
また、最新の試験情報や出題傾向の分析、効果的な学習法のアドバイスなど、合格のための有益な情報を惜しみなく提供するのも大きな特徴です。
独学だからこそ得られる自由度や柔軟性を活かしつつ、体系的な学習プランの設計と適切な進捗管理で、合格への近道を示してくれます。
経験記述作成代行サービス
独学サポート事務局の目玉サービスの一つが、施工経験記述問題の作成代行サービスです。
記述問題の合否が試験の鍵を握る中で、プロによる的確な論文作成指導は、大きな強みになります。
このサービスでは、受験生の経験や希望をヒアリングした上で、合格水準の論文を代行作成してくれます。
豊富な現場経験を持つ講師陣ならではの視点から、説得力のある論理展開と適切な専門用語の使用、具体的なデータを交えた分かりやすい説明など、合格のためのポイントを押さえた論文を仕上げてくれるのです。
もちろん、完全な丸投げではなく、受験生自身の経験や考えを最大限に引き出すことで、自分の言葉で論文を書き上げる力も養ってくれます。
合格後の実務でも役立つ、本物の施工管理能力の醸成にも寄与する、まさに独学サポート事務局ならではのサービスだと言えるでしょう。
添削サービスの内容
独学サポート事務局のもう一つの看板サービスが、記述問題の添削サービスです。
自分で作成した論文を講師に添削してもらうことで、合格水準への到達度を確認し、弱点を克服することができます。
添削では、20項目以上に及ぶチェック項目に基づき、論文の良い点と改善点を具体的に指摘してくれます。
文章表現の適切さや論理展開の明快さ、専門用語の使い方、データの引用方法など、多角的な視点からアドバイスを受けられるのが大きな特長です。
また、1回の添削だけでなく、合格水準に達するまで複数回の添削指導を受けられるのも、大きな強みだと言えます。
自分の論文の問題点を理解し、着実にレベルアップしていくことで、本番での高得点獲得につなげることができるでしょう。
講師陣の紹介
独学サポート事務局の講師陣は、全員が1級施工管理技士の有資格者であり、豊富な現場経験と指導実績を持つプロフェッショナルです。
講師の多くは、大手ゼネコンや有名建設会社での施工管理経験を持ち、様々な工事の現場で活躍してきた実務のエキスパート。
その経験を活かし、受験生の立場に立った丁寧な指導を行うことで定評があります。
また、施工管理技士試験に精通した専任の講師も在籍しており、試験傾向の分析や学習法のアドバイスなど、合格のための的確なサポートを提供しています。
受験生一人ひとりの特性や習熟度に合わせた、きめ細やかな指導が行えるのも、独学サポート事務局の大きな魅力だと言えるでしょう。
合格者の声
独学サポート事務局のサービスを利用して、多くの受験生が見事合格を果たしています。
ここでは、その一部をご紹介します。
「現場監督の仕事が忙しく、なかなか勉強時間が取れない中で、独学サポート事務局の的確なアドバイスが大きな励みになりました。特に、施工経験記述の添削は、自分の弱点を知るきっかけになり、合格への自信につながりました。本当に感謝しています。」(30代男性、1級土木施工管理技士合格)
「独学での受験は不安でしたが、独学サポート事務局の講師の方々が親身になって相談に乗ってくれたおかげで、モチベーションを保ちながら学習を続けることができました。おかげさまで、一発合格を果たすことができ、講師の方々には心から感謝しています。」(40代女性、1級建築施工管理技士合格)
合格者の声からは、独学サポート事務局のきめ細やかな指導と受験生に寄り添った温かいサポートが、合格の大きな原動力になっていることがわかります。
現役の施工管理技士という強みを活かした、他にはない手厚いサポート体制が、独学サポート事務局の最大の魅力だと言えるでしょう。
以上、独学サポート事務局の特徴やサービス内容をご紹介しました。
経験豊富な講師陣による手厚いサポートと的確なアドバイスで、皆さんの合格への道のりを力強く支えてくれるはずです。
1級施工管理技士の合格を目指す皆さん、ぜひ独学サポート事務局の門を叩いてみてはいかがでしょうか。
あなたの合格への思いに、全力で応えてくれるに違いありません。

受検資格と最新情報
1級土木施工管理技士 第二次検定の受検を考える上で、受検資格の確認は欠かせません。
特に、令和6年度からの受検資格改正は、大きな変更点があるため、しっかりと把握しておく必要があります。
ここでは、令和6年度からの受検資格改正ポイント、第二次検定の受検資格要件、注意すべき受検条件の3つの観点から、最新の情報をお伝えします。
令和6年度からの受検資格改正ポイント
令和6年度から、1級土木施工管理技士の受検資格が大きく改正されます。
最も重要な変更点は、第二次検定の受検資格が緩和されることです。
具体的には、第一次検定合格後の実務経験年数が短縮されます。
これまでは、学歴に応じて最大12年の実務経験が必要でしたが、改正後は一律で3年以上に短縮されるのです。
また、学歴要件も撤廃され、第一次検定合格のみで第二次検定の受検が可能になります。
これにより、より多くの人が1級土木施工管理技士を目指しやすくなることが期待されています。
ただし、改正後の受検資格は、第一次検定に合格した年度の翌年度から適用されます。
令和5年度以前の第一次検定合格者については、従来の受検資格要件が適用されるので注意が必要です。
(※参考:一財)全国建設研修センター:令和6年度以降の施工管理技術検定試験問題の
見直しについて)
第二次検定の受検資格要件
改正後の第二次検定の受検資格要件は、以下の通りです。
1. 第一次検定に合格していること
2. 第一次検定合格後、3年以上の実務経験を有すること
実務経験については、1級土木施工管理技士補の資格で、建設業法上の主任技術者または監理技術者として従事した期間が該当します。
また、2級土木施工管理技士の資格で、指定学科卒業後3年以上の実務経験を有する場合も、受検資格が認められます。
なお、実務経験年数の計算基準日は、第二次検定試験の前日となります。
受検申込時点では要件を満たしていなくても、試験日までに要件を満たせば受検可能です。
注意すべき受検条件
1級土木施工管理技士の第二次検定には、いくつかの注意すべき受検条件があります。
まず、第一次検定の合格科目に有効期限があることです。
合格科目の有効期限は、合格した年度の翌年度から起算して5年間です。
有効期限内に第二次検定に合格しないと、第一次検定の全科目を再度受検する必要があります。
また、実務経験として認められる工事の種類にも制限があることに注意が必要です。
土木工事業における施工管理業務に限定され、建築工事や設備工事などは含まれません。
工事の請負金額が4,500万円以上であることも要件の一つです。
さらに、実務経験の証明書類の提出が必要な点にも留意しましょう。
実務経験証明書や業務経歴書など、所定の様式に従って作成し、受検申込時に提出する必要があります。
証明書類の不備や虚偽記載があった場合、受検資格が認められないことがあるので、十分な注意が必要です。
以上、1級土木施工管理技士 第二次検定の受検資格と最新情報についてお伝えしました。
令和6年度からの受検資格改正は、より多くの人に門戸が開かれることを意味しています。
一方で、実務経験要件や証明書類の提出など、注意すべき点も多いのが現状です。
最新の情報を確認しつつ、計画的な準備を進めることが合格への近道と言えるでしょう。
1級土木施工管理技士の第二次検定合格を目指す皆さん、ぜひ万全の対策で臨んでください。
まとめ

以上、1級土木施工管理技士 第二次検定の完全攻略法について、詳しくお伝えしてきました。
試験の概要から学習方法、独学サポート事務局の活用法まで、合格するために必要な情報は、すべて網羅されていると思います。
ここで改めて、1級土木施工管理技士 第二次検定突破のための重要ポイントを振り返っておきましょう。
1. 施工経験記述問題への万全の対策が不可欠
試験全体の40%を占める施工経験記述問題は、合否を大きく左右します。 自分の経験を論理的に整理し、説得力のある文章で表現する力を養うことが何よりも重要です。
2. 必須問題と選択問題の傾向を押さえ、得点力を高める
施工経験記述以外の記述式問題も、合格のためには確実に得点しておく必要があります。 過去問分析を通して出題傾向を掴み、専門知識を体系的に身につけることが求められます。
3. 独学の孤独に負けない、モチベーション管理が大切
1級土木施工管理技士の試験勉強は、長期戦になることも珍しくありません。 独学の孤独に負けず、モチベーションを保ち続けることが何より大切。 明確な目標設定と適切な進捗管理で、最後まで頑張り抜く姿勢を持ちましょう。
4. 独学サポート事務局の活用で、合格への近道を歩む
独学での受験は、ともすれば迷走しがちです。 経験豊富な講師陣のサポートを受けられる独学サポート事務局を活用することで、合格への最短ルートを歩むことができるはずです。
1級土木施工管理技士の資格は、現場監督者としてのキャリアアップに欠かせないものです。
その取得は決して楽な道のりではありませんが、努力に見合うだけの大きな価値があることは間違いありません。
今回お伝えした攻略法を実践し、着実に合格へ向けて前進していってください。
時には挫折しそうになることもあるかもしれません。
でも、そんな時こそ、自分を信じて、仲間を信じて、ゴールまで諦めずに歩み続けることが大切です。
あなたの1級土木施工管理技士合格の日を、心から楽しみにしています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 ともに合格を目指して、頑張っていきましょう!