施工管理技士の第一次検定は1,2級ともに四肢択一(又は四肢選択・五肢択一)形式の出題で、
試験種により問題の選択解答をする場合がある。各級別試験種別の詳しい形式は下記表の通り。
※各試験足切り基準あり。(令和6年度見直し)
施工管理技士の第二次検定は、すべて記述式解答で、文章記述・穴埋め・穴埋め選択・計算
問題など文字や数字で簡潔に解答しなければならない。(令和6年度見直し)
1級土木出題例 ※令和6年度見直し
2級土木出題例 ※令和6年度見直し
1.「施工管理」分野を完璧にする。ウェートの高いこの分野を制するものがこの試験を制するといわれています。
2.正しい知識を確実に身につけるためには、最低3回以上の繰り返し学習が必要です。
テキストと問題集の繰り返し学習が合格の最短距離です。
3.言葉で覚える( 丸暗記)のでは最近の学科試験に対応できません。内容を理解して覚える必要があります。
いまや過去問題もまるっきり同じ四肢択一問題はすっかり試験から姿を消しました。
4.1点の重みを知ること。合格基準点より1点足りなくて涙を呑む受験生が毎年沢山います。
このマイナス1点の受験層がこの試験は一番多いことを知っておきましょう。
5.目標達成にむけての学習スケジュールをきちんと立て、
合格への強い思いと立てたプランを日々確実に実践すること。
工事経験記述(体験記述ともいいます)は、実際に現場の仕事をした経験があるかどうかを判断するための作文形式の記述問題です。
そのうち、1級の試験は専門的指導的立場で携わった実際の工事経験を通して、1級の技術者としてふさわしい知識があるかどうかを判断されます。あなたが経験した工事のうちから一つの工事を取り上げ、求められる設問に従って解答します。
その具体的な設問内容は、各級、試験種によって多少違いますがおもに下記の5項目になります。
では、どれくらいのレベルの記述内容であれば合格圏になるといえるのでしょう。
それは、もちろん級と試験の種類によって弱冠のレベル差はありますが、大抵の第二次検定の工事経験記述の配点ウェートは、1級で25%、2級が40%とかなり大きく占められており、60%超が合格ラインとされるこの種の国家試験ではこの問題で合格基準点をクリアしないと、他の設問でどんなにいい採点評価を得たとしても合格ラインに達することはできないとされています。
つまり、施工管理第二次検定の合否のカギはこの工事経験記述を確実に書けるかどうか、がポイントであるといえるでしょう。
しかしながら、この問題は出される設問があらかじめ分かっている唯一の問題であることから、殆どの受験者が充分な準備をして臨むため、最近では”この問題はできて当たり前”とさえいわれるようになっています。
減点方式で採点されるこの問題では、他の受験生に差をつけるどころか、この部分で点を落とすことは致命的であるとすら予想されます。