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1級造園施工管理技士・第二次検定の攻略法

2024年6月1日 女性建築士 N.S

 1級造園施工管理技士の検定試験では、第一検定が「基礎」、第二次検定は「応用」としての内容が出題されるため、その勉強法も異なります。
 第二次検定はすべて記述式の問題形式となっており、回答を簡潔にわかりやすく記述するための練習が欠かせません。
今回は、これから二次検定に挑戦しようと考える方に向けて、攻略法や勉強法を解説します。

1級造園施工管理技士・第二次検定の試験日程と合格率

試験日程

申込受付期間:令和6年5月7日(火)~令和6年5月21日(火)

【第一次検定】
試験日:令和6年9月1日(日)
合格発表日:令和6年10月3日(木)

【第二次検定】
試験日:令和6年12月1日(日)
合格発表日:令和7年3月5日(水)
(一財)全国建設研修センター 造園・区画整理試験部より

第二次検定の合格率と難易度


過去5年間の合格率をまとめると以下の通りとなります。

・令和5年の合格率 43.3%
・令和4年の合格率 46.0%
・令和3年の合格率 40.0%
・令和2年の合格率 41.0%
・令和1年の合格率 39.6%
・令和以降の平均   42.0%
※国土交通省の広報資料より算出

1級造園施工管理技士の第二次検定の平均合格率は4割超と、誰でも簡単に通過できるほど低い難易度ではありませんが、合格を確実にするためにはしっかりと対策することが重要です。

1級造園施工管理技士・第二次検定の問題形式と勉強方法

試験内容


出題数:5問(内3問は選択問題のため、実質3問)
制限時間:2時間45分
合格基準:得点60%以上

第二次検定では、すべて記述解答式の問題が出題されます。文章記述・穴埋め・計算問題で構成され、そのうち経験記述問題が1問、その他の記述問題が2問の計3問です。

問題の傾向と対策


1問目に出題される経験記述問題は、過去実際に担当した現場についての概要や、発生した課題・対策などが問われます。
具体的で経験に基づいた内容の記述が望まれるため、参考書や過去問の解答例などをアレンジした程度のものでは、及第点に至らないと考えて良いでしょう。
事前に解答内容を検討し、資格所持者や添削サービスなどからチェックを受けることをおすすめします。
その他の2問については、第一次検定と同様、基礎力が重要になります。多少応用的な知識も問われる内容となっているため、参考書や過去問をベースに勉強し直し、余裕を持って臨みましょう。

勉強法のポイント


記述問題がメインとなる第二次検定の勉強では、解答をわかりやすく簡潔に記述する練習が重要です。
2時間45分という制限時間は長いようですが、記述に時間がかかるとあっという間に過ぎ去ります。
第二次検定の対策では、以下のポイントを重点的に学習しましょう。


【施工管理について】
・工程管理:ネットワーク工程表の作成、工期短縮の工夫など
・安全管理:第三者災害への対策、現場の安全管理など
・品質管理:植栽の品質基準、品質に関する用語など


【基本知識について】
・植栽の施工:移植、土壌条件、芝生造成など
・代表的な植物:種類、特性など

まとめ|独学サポートで資格取得を確実に

今回は、1級造園施工管理技士の第二次検定対策についてお伝えしました。
第二次検定の合格率は4割程度ですが、しっかりと対策すれば合格は難しくありません。ただし、記述問題には具体的な解答例が存在しないため、独学では事前解答の成否がわかりにくいのが事実。
試験取得を確実にしたいとお考えの方は、受験対策講座の受講がおすすめです。

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独学サポートを活用して、年度内の合格を目指しましょう!